あ『 あーなたのお名前は? 』
ひ「 おとーちゃんです。」
あ『 はいー、分かりましたぁ。』
息子と2人で車に乗ると、
シフトノブを外してマイクに見立て、延々と繰り返されるこの遊び。
妻に「ラブラブ」と称されるこの遊び。
そこで息子に期待されているのは、エラーだ。
あ『 あーなたのお名前は? 』
ひ「 ヒデオです。」
あ『 違うよぉぉ、おとうちゃんだよぉー、もぉ。』
こんな愛あるツッコミと、
相手のエラーを笑みに変える力が問われていると感じるこの頃。
対象者の身体の使い方のエラーを見つけるこの仕事。
それをただ"指摘"することは、対象者を"是正"の方向へと導いてしまう。
問題を見つけて課題とし、
ただただ真面目になんとかしようと向かうのは、
自分自身に向けるクセと一緒。
日常でも一緒。
自分自身のコンテキストを強く感じるこの臨床。
対象者に行いたいのは、是正に向かう事ではなく、
"気づき"のきっかけとなる場の提供と、様々なバリエーションで遊ぶ環境。
その中から結果的に見つかる、より効率の良い動き。
そして、そこに楽しさはあるか?
は、学びの質に大きく作用する大事なところ。
今の臨床は、まだまだつまらんなぁと。
せっかくだからモット楽しく♪
エラーを指摘するのではなく、笑いに変えるガイドを。
気づきへと導くイタズラ。
「このイタズラ小僧め!」
と久々に言われるのが、今の切実な課題。
志を持ち、イタズラ月間へと突入します。